業績の良い企業を探すには、全体の中から絞り込んでいく必要があります。このような時はターゲットグループの集合演算処理 ができる「パラソルチャート」をActionメニューから選択します。 以下のような画面が現れます。
この画面は、「ターゲットグループ一覧」のツリーから「common」 >「営業利益率」 >「営業利益率20%以上」 のターゲットグループを選択し、「開く」ボタンを押した状態です。160件の企業がパラソルチャートに描画されます。 明細はこの赤いパラソルをクリックして右側の「明細取得」ボタンを押すと明細リストが表示されます。
2番目は、「ターゲットグループ一覧」のツリーから「common」 >「ROE注目」 >「ROE15%以上」 のターゲットグループを選択し、「開く」ボタンを押した状態です。2つが重なったところは、 「営業利益率20%以上」と「ROE15%以上」の2条件を満たす企業です。
ここで、ターゲットグループはどのように作られたかを説明します。
「ROE15%以上」というターゲットグループは、ジョブの実行で閾値分類して抽出した企業コードのデータです。
そのデータに「ROE15%以上」という名前をつけているので、時間の経過とともにターゲットグループは古くなります。
最新のデータでROE15%以上の企業を求めるには、ROEの閾値分類のジョブを実行する必要があります。以下にはそのジョブを
実行した画面を示します。
「ジョブ一覧」のツリーから「common」 >「2011年度企業分析」 >「ROE分布」のジョブを選択します。 「開く」ボタンを押すと、データベースからROE(株主資本利益率)のデータを閾値分類します。 閾値設定の詳細は、「ジョブ作成」処理で確認してください。
ここでは、ROE15%以上を 効率的な企業としてターゲットグループにまとめました。上図のパイチャートの15%以上の部分を3つ選択し、 「ターゲットグループ保存」のボタンを押します。保存する名前に「ROE15%以上」とつければ、上記の2番目で指定した ターゲットグループの最新が保存されます。
パラソルチャートは3つまでの重ね合わせが可能です。
以下には3番目のターゲットグループを重ね合わせて描画します。
3番目に「ターゲットグループ一覧」のツリーから「common」 >「企業規模」 >「上場企業」のターゲットグループを 選択し、「開く」ボタンでパラソルチャートに描画させます。重ねあった部分が小さいと、パラソルチャートは件数を面積比率で 表現するので、左の画面のようになります。
上図のように領域が小さくなった場合、パラソルチャート上の 「面積比表示」のチェックをはずしてください。(マウス左クリックではずせます)再描画します。
以下の図では、「面積比表示」を選択しないで描画したパラソルチャートです。
これらは、金融庁のEDINETコードの情報から登録した全会社数がこのパラソルチャートのキャンバスだと
イメージしてください。
7つの部分と、その周りのその他の部分をあわせて、全体を8つに分類することが可能となります。
ただし、その他の部分(赤青緑以外の灰色部分)を選択した場合、、有価証券報告書を提出していない企業も含まれていることをご了承ください。
左図では、3つが重なった部分を選択して黄色表示になっています。この部分を新しいターゲットグループとして 保存し、この3つ以外の条件のターゲットグループを再び重ねれば、優良企業を求める上で 精度が上がります。
このパラソルチャートは、多くのデータの中から、ターゲットを絞り込みたい時にとても有効です。 3つの重なった部分だけでなく、その他の部分も大切な情報がそのなかに潜んでいます。 それは、あなたの知識とノウハウを実践するために、この「TargetViewer」がお手伝いすることに他ならないと考えております。
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